iPhoneの最強バックアップはiCloudバックアップ+Googleフォトで決まり!~iPhone覚書き~

先日、iPhoneを落として液晶画面が映らなくなってしまい、iPhone 3Gsを買って以来、初めてiPhoneを修理に出したのですが、その際にiCloudバックアップの凄さに気付いたので覚書き。

結論から言えば、iCloudバックアップ+Googleフォトで90%程度はデータが復元できるんじゃないかと思います。

※個別のアプリについてはバックアップできないのもあるかもしれません。(特にiPhone本体にデータを保存するタイプのゲームなど。サーバーに保存するタイプのは大丈夫かと。)

※あと、家や職場に常時接続できるWi-Fi環境がある前提の話になります。もしWi-Fi環境がなかったり、常時接続できないWi-Fi環境(公衆無線LANのようにデータ量が多いと途切れるもの)しか無い場合は、バックアップのデータ量が多くなるのでこの方法は厳しいかと。。LTE通信とかだとバックアップだけで速度制限食らいそうですね(^^;)

進化した?!iCloudバックアップが凄かった!

以前、iCloudとiTunes、iPhoneのバックアップをするのにどちらが良いかという記事で、iCloudバックアップ時々iTunes暗号化バックアップがおススメと書きましたが、その時から2年が経ち、iCloudバックアップもその他のサービスも色々と進化しているようなので、改めて考えてみました。

以前の記事の際には、iCloudバックアップは

「WI-Fiパスワードやウェブサイトのログインパスワード、アプリのアカウントデータなど、セキュリティ上大事なデータや個人情報につながるデータ、メールや通話履歴などの履歴系のデータ」はバックアップされない

と書きましたが、どうやら今はそれらもきちんとバックアップされるようになっているみたいです。(iOSが古いとどうなんだろ??少なくともiOS10ではきちんとバックアップされていました。)

参考:iOS デバイスのバックアップについて

ちなみに、以前の記事で参考リンクに挙げていたページ(Appleの公式サポートページ)は既に内容が更新されている別のページに転送されるようになっていました。なので、新旧比較ができないのですが、やはり、以前バックアップ対象でなかったものもバックアップ対象になっているようです。(↓はその転送先のページ)

参考:iCloud バックアップの対象となるもの

こうなると、iCloudバックアップ最強説が浮上してきます。
なぜなら、ほとんどのデータがバックアップ対象になっているからです。

32GB機種までは、有料(50GB 月130円)iCloud1本で十分

言いたいことは見出しのまんまなのですが(笑)
iCloudの有料版の最安プランで月130円で50GBの容量が手に入ります。

32GBまでの機種を持つ普通の人なら、これを契約してiCloudにフルでバックアップするのが圧倒的におススメです。(保険と考えれば安いもんです。)

フルでバックアップといっても、「設定」>「一般」>「ストレージとiCloudの使用状況」>「iCloudの項目のストレージを管理」>「バックアップ」>「iPhoneの名前(このiPhone)」>「バックアップするデータを選択」で、フォトライブラリと全てのアプリをONにすればOKです。

なお、この「バックアップするデータを選択」でONにしたアプリでも、アプリ名の下に「データなし」と書いてあるもののデータはそもそもバックアップされませんのでお気を付け下さい。(私の場合も、いくつかのアプリは保存データがバックアップされていませんでした。)

あとは、個別のアプリ毎に必要に応じてバックアップをとればOKです。例えば、LINEのトーク履歴はLINEのアプリからiCloudにバックアップするようになっています。

参考:【iPhone】LINEのトーク履歴をiCloudバックアップして引き継ぎ・復元する方法【PC不要】

結局、個別対応せにゃいかんのか、という点については、これはもうアプリによるので、私みたいな極度のめんどくさがりの場合は、無くなったらなくなったで諦める方針にするのが良いかと。そもそも、バックアップは万が一の時のためのものなので。

(銀行系のアプリは設定のバックアップがきかず再設定を求められるものが多かったです。まぁそりゃそうっすよね。)

ちなみに、無料プラン5GBでも、フォトライブラリ(写真と動画)のバックアップをOFFにすれば、基本的にはそれ以外のデータはきちんとバックアップをとれます。

なので、月130円でも支払いが増やしたくないという場合は、次のGoogleフォトを使う方法をおススメします。

※次項でも触れますが、Googleフォトだと動画のバックアップが上手くいかない場合があります。なので、基本は50GBの有料プランをお勧めします。

64GB以上の機種なら、写真と動画はGoogleフォトにバックアップ!

iCloud+Googleフォトが鉄板のバックアップ方法になりそうです。

Googleフォトも本当に進化しました。いやーやっぱすげーわグーグル。
何よりも、無料で容量無制限でバックアップがとれちゃうってどーゆーことよ?

一応、容量無制限の場合は、アップロードサイズを「高画質」に設定しなくてはならないのですが、元の画質から若干劣化するもののほとんど気にならないレベルです。(もちろん、仕事で使うような場合は「元のサイズ」にした方が良いので、容量制限対象にはなってしまいますが。)

Picasaから変わった頃は結構劣化したイメージだったけどなー。だから、わざわざFlickr使ってたけど、この3年くらいで本当に進化目覚ましいっす。

参考:「Googleフォト」がスマホユーザーにとって最強である4つの理由 ── 写真を容量無制限で保存できる無料クラウドサービス

あと、容量無制限の場合は、動画は10GBを超える場合と4K動画はアップできないようです。(4K動画はフルHD1080に圧縮される。)まぁ、一般ユーザーなら大丈夫でしょう。

参考:
グーグルフォトで15分以上の動画は容量使用の対象?
写真をバックアップできない

※前者の参考リンク先では動画は最大2GBまでという趣旨の回答がされていますが、正しくは最大10GBまでです。(後者のリンクを参照)

唯一の難点は動画を大量に撮る人の場合。こまめにアップされてるか要チェック!

動画を大量に撮る人の場合、うまくアップできていなかったというケースがあります。
私の場合がまさにそうで、考えられる原因としては、

  • 結果として大容量のデータになるため、Wi-Fi側で切断されてしまう。
  • Googleフォト側で制限がある。
  • Googleフォトアプリがバックグラウンドで動いていない。

この3つではないかと思います。

Wi-Fi側で切断というのは、WiMAXのようなモバイルWi-Fiを使っている場合や、光回線だけどWi-Fiルーターの年数が経っている場合は十分起こりうると思います。(仕事柄、大容量のデータをやりとりするのですが、こういうことはそこそこ起こります。特に、データの数が多くかつ合計のデータ量が多い場合に、通信の途切れが起きることがあります。一つのデータが大きい場合はあんま起きないんですけどね~)

Googleフォト側で制限があるというのは、公式には言われていないことなのですが、もしかしたらあるんじゃないか?!という予測を立てている方もいました。ただ、この記事も古い記事なので、恐らくそういった制限はないものと思われます。

参考:
Googleフォトで、動画がアップロードされません。
Googleフォトの自動バックアップには転送量の制限があるらしい
※恐らく制限はないです。

一番ありがちなのが、Googleフォトを開かな過ぎてバックグラウンドで動いていないパターン。起動してなかったらバックアップの取りようもないっすもんね。

なので、対処法としては、週一か二週間に一回くらいはGoogleフォトを立ち上げて、きちんとアップされているか(せめて動画だけでも)チェックして、もし上がっていなければ個別にアップしていくのが良いと思います。

そうすれば、ほぼ間違いなくバックアップがとれているはずです!

iCloudバックアップ+Googleフォトで万一に備えよう!

いかがでしたでしょうか?
クラウドサービスがここまで進化すると、バックアップも本当に楽になるなぁとしみじみ思います。

必要なのは最初の設定だけで、あとは自動でアップしてくれるんですもんねぇ。10年前とかPCのバックアップとるの面倒くさくてとってなくて本当にへこんだもんなぁ(泣)

ということで、すでにiPhoneを使っている人にもこれから持つ人にも、少しでもお役に立てれれば嬉しいです。

万一の時に、iPhone本体はお金で買えても、データは変えないっすからね。さぁ
今すぐバックアップ!