素人から始めた自分の場合の生計の立て方と、そこに至るまでの道のり

というタイトルの記事が何も書かれないまま、1年もの間下書き保存されていました(笑)生意気にブログを書き始めて、あっという間に逝ったかと思われても仕方ないですが、単に3日坊主なだけです、一応。。あとは、書いておいて出来なかったらどうしようとビビッていた点もあります、ハイ。
そんなこんなで、久しぶりの記事投稿はこのお題で。(ま、他にも下書きのままの記事が結構あるんですが(笑)時間が経ちすぎて、何を書きたかったのか忘れてしまったので…思い出したら上げていきます)

大学時代にサークルで映像やってました~レベルから、新卒入社4か月で会社を辞め、その半年後個人事業主として事業を開始しして2期目で、おかげさまで、なんとか食っていけるレベルになりました。さらには、2期目の末には皆さんもよく知っている大手企業から仕事を頂くこともでき、この流れは自分でも奇跡だと思っています。

さて、そんな私がどんな事業をしているかというと、今現在は2つの事業を行っています。(現状フリーランスみたいなものなので事業と言うのも大げさですが、今後は会社化して色々やっていきたいと思っているので、あえて事業と呼んでいます。)1つは「請負の映像制作」、もう1つは「教育サービス」です。
売上ベースで言うと、生計の9割5分を前者の「請負の映像制作」で支えています。今、教育が熱い!!って時代の流れがありますが、教育関連はホント儲からないんすよね。。本当は「教育サービス」1本で稼げるようになりたいんですが、なかなか難しくて…ま、どんなサービスをやろうとしているかは追々。

ただ、作業時間ベースで言うと、今は半々くらいかな?今年は、教育の割合をもう少し増やす予定です。

さて、上に書いたような仕事の仕方が実現されてきたのは、本当に去年の中盤くらいからで、下書き保存されていた2013年2月(2期目初期)の時点では、そうしたいと思っていたものの、本当にそれでいけるか不安でしょうがない状態でした。

当初は、「教育サービス」で食っていこうと思っていたのですが、とてもじゃないけど食っていけない。どうせなら、バイトをするよりも、映像の仕事を取ってこれるようになった方が、圧倒的にメリットが大きい。(映像の実績があれば、教育サービスの方にも箔がつく。技術系の仕事は単価が高いから稼ぐのに効率が良い。好きなことで食った方がメンタル的にも良いことは間違いない。)
では、どうやって請負の仕事をゲットしてきたか。業務経験がない、コネもない、そんな自分がひとまず食える状態までどのように至ってきた道のりを書いておこうと思います。自分も忘れないために!!

■まずは運というハゲ頭を掴むための前準備を

先に断っておきますが、私、とても運が良かったです!!これは、本当にいつも思います。なんというか、タイミングが良いんです。最近は、その運をつかみきれていない気もしているんですが、去年、一昨年は結構、しっかりつかんでいた気がします。

私の持論ですが、きっと運は誰にでも来るものなんです。ただ、それに気づけないか、うまく掴めてないだけなんだと思います。自分でも、これチャンスだったな~と、掴めなかったことが山ほどあります(笑)

その運に気づいたり、掴んだりするためには、やっぱり前準備が大事だなとつくづく思います。特に、前準備の中でも一番大事なのが、「心持ち」だと思います。自分がどういう方針で仕事(もしくは人生)を進めていくか、その理由はなぜか、ハッキリさせておくことが最も大事なことなのではないかと思います。(理念に落とし込めると一番良いかも)

「運は禿げ頭のようなもので、走り去ったら捕まえられない」と絶妙な言葉で表現している哲学者(だった気がする…)がいましたが、まさにそんな感じだと思います。運を捕まえるには、一瞬の判断が必要です。まず、それが(そのハゲは)自分にとって必要なことか?そして、今(そのハゲを)掴むべきか?
ちょっと、迷った頃には、目の前を禿げ頭が通り過ぎて、捕まえようと思ったらツルんと滑って捕まえられない。
捕まえるには、直感で「これは自分にとって是か非か」を判断する必要がある。そのためには、自分の「心持ち」を常に明確にしておくことで、その判断力(直感)を研ぎ澄ましておく。
まずは、これが最重要だと思います。

次に、同じくらい大事なのはやっぱり計画、そしてお金ですね。(特にお金はシビアですよね~、良いお話しがあっても、初期投資がかかるものだったら受けられない。ということは、結構頻繁にあります。)
それらも全て、いつ来るか分からない運を掴むために十分に必要な前準備だと思います。(と言いながら、自分はこっちはまだまだ実践できていません!!)

まず心持ち、次に計画、そしてお金。自分に言い聞かせる意味でも、この前準備は是非しておきたいですね。

■無料でもとにかく引き受ける

ということで、ようやく本題に。

最初は仕事につながるような実績もコネもありませんでした。そんな私が一番最初にしたことは、実績を作ることでした。しかーし!!引き受けようにも、実績がないのでなかなか引き受けられない!だろうと考えた私は、とにかく、最初の一年は無料でも良いから引き受けようという方針を取ることにしました。

結果、一年目は90万程の赤字になりましたが、そのおかげで、二年目には仕事が来るようになったので、この戦略は間違っていなかったです。(赤字の場合は、青色申告でしっかり欠損金の繰越しをしましょう♪)

■最初のお客さんは知り合いから

「無料で作ります!」と言っても、作らせてくれる人を見つけなければなりません。次項でも言及しますが、できれば、有名企業のVPとか、胸を張れる実績が欲しいものです。しかし、そういう胸を張れるような仕事は、何の実績もない自分には回ってきません。そもそも、いくらタダだからと言って、実績のない人間に「仕事」を任せようとする危なっかしいことをしてくれる人はなかなかいません。
そんな時は、お決まりですが、まずは、知り合いを狙う!ということで、ご多分に漏れず、私もその戦法で行きました。

ただし、私の場合、映像を撮って欲しくてかつ良い実績になりそうな仕事を任せてくれるような知り合いがすぐそばにはいませんでした。となれば作るしかない!ということで知り合いを作っちゃいました(笑)
これが、私が運が良かったという話の一つなのですが、前の会社を辞めてすぐに起業の相談をした友人(単なる幼馴染、別に起業家とか人脈スゲー持ってるとかでは全くない)の最初の紹介と次の紹介で、その後につながる実績となる仕事に当たることになりました。ホント、一瞬で仕事見つかったって感じです。ラッキーです。

さて、どんなつながりか気になる方もいると思うので、もうちょっと補足。

どちらも、実は、相談に乗ってもらった友人(A)の友人(B)のつながりでした。(つまりは、Bがキーパーソン。)
一人は直接お会いして話す中で、自分から提案して仕事を任せてもらうことに。もう一人は、Bに誘われて参加した、ソーシャルビジネスに関心のある若手社会人向けの勉強会の中にいた人で、ちょうど、無償で映像を作ってくれる人を探しているとのことだったので、実績にさせてもらう前提で仕事を引き受けました。
ちなみに、仕事を任せてくれた彼らと、私の幼馴染Aは直接の知り合いではありません。つまり、知り合いの紹介ではなく、知り合いの知り合いの紹介だったので、ホント、良い仕事はどこからくるか分からないものです。

■次につながるような仕事を選ぶ

ところで、これらの仕事を引き受けた時の判断は、迷わず即決でした。傍から見たら、単なるノリです。でも、自分なりの判断基準があったので、即断できました。これが正解だったのです。

では、どんな仕事を、どんな判断基準で引き受けたのか。

実は、これらの仕事は二つとも海外の案件でした。一つは旅人ジャーナリストの取材同行、もう一つはブランドの立ち上げに伴うPV制作で、どちらも舞台はアフリカでした。

上でも少し触れましたが、この時の仕事を引き受ける判断基準は「胸を張れる実績になること」です。具体的には、名の通った企業のVPなんかが思い浮かぶけど、そんな仕事は早々無理だろう。とすれば、「なんだかちょっと面白そう」と思わせる、話題性やストーリーの描ける仕事にしたい、そう考えていました。

そこで、一人目の旅人さん(年齢が一つ上の20代で同世代)と出会います。
その旅人さんとは実は、起業の相談に乗ってもらいに会いに行ったのがきっかけでした。(その方は、起業のサポーターをされていました。)そんな旅人さんが、余談で、「実は、今度アフリカに取材に行くんだけど、自費で一緒に行って映像撮ってくれる人とかいたら紹介してよ~(笑)」と言ったのを聞いて、ピンときたのです。
海外、しかもアフリカ、しかもその取材の内容も面白い。(詳細書けないんですが、結構ディープな内容でした。)これを引き受けられれば、次の仕事を取りに行く時に話題にもなるし、友人や知り合いに、突然会社を辞めた自分がどんな仕事をしているか話した時にも、面白がって応援してくれる人が出てきそう。(←これも結構大きい。自分のメンタル的にも。)
これはチャーンス!と、その場で「自分がやりましょう!」と提案して、相手もビックリ。怖気付いてしまわない内に、すぐに飛行機のチケットを取って、アフリカ行きを確定させてしまいました。

この時に、無実績の素人の実績作りとしては、海外案件は結構面白いと気づきました。駆け出しの人間にとって、誰かの興味を引けるということって、結構大事なんじゃないかなと思います。
特に、今の日本では海外ブームだし、「海外で仕事してます!バンッ!」みたいな話って、もうだいぶ枯れてきたとは言え、まだ通用する気がします。同じ映像を見せても、被写体が日本人よりも外国人の方がインパクトがあります。(絵になるし。)これは、結構印象として良い方向に働きます。
それと、自分自身にとっても、無料と言えど海外で仕事をしたことは自信になります。友達に話しても、結構興味持ってくれるので、地味に自信になります。人の目は全く気にしない人にとってはどうでも良いことかもしれませんが、私みたいな一般人には精神的にやっぱりこれは大きい。

あとは、お客さんが海外で仕事をしている方の場合、こちらが海外で仕事した経験があるということがある種の安心感を与えている気もします。もしくは、海外で仕事することが前提になる社会になってきているとしたら、むしろ、最低ラインの実績としてもっておくべきなのかもしれません。

いずれにせよ、無実績素人にとって、海外案件は自腹でも行く価値はあります。かかる費用以上のものは確実に得られると思います。もし、声はかかっているけど悩まれているという方がいたら、ぜひおススメです!

■徹底的にこだわる

次に、もう一つのブランド立ち上げのPV制作についても、経緯を少し詳しく書いておきたいと思います。
上にも書いた若手社会人の勉強会に参加した時に、そのブランドのプロボノの方(この人も20代で同い年)と知り合いました。初めは、もう一つの「教育サービス」の話で盛り上がり、一度話をしようということになりました。その話の中で、その方が関わっているブランドがプロモーションビデオを作りたいという話しになり、それならば協力しましょうということで仕事を引き受けることにしました。
ちなみに、この時引き受けた理由は、やはり海外案件だったということと、PVのような仕事がしたかったということが理由です。
PVについては、学生の時に映像を作っていた時から、自分は映画のような脚本やセリフがあって長い映像よりも、PVやCMのような脚本やセリフが極力少なく、短めでイメージで勝負するような映像が好きだったし、得意だと思っていました。(これは、今振り返ると実際にそうでした。)

さて、この仕事、実はもともとはアフリカの現地にいるスタッフが撮影した映像データを送ってもらい、私が編集するという話で進んでいました。しかし、たまたま、先の旅人さんの取材が予定より1週間早く終わってしまったので、せっかくなら、このブランドの方も自分で撮っちゃえ!飛行機代も安いし!(同じアフリカですが、国が違ったので飛行機で移動しました。もちろん、追加料金も自腹でw)と、突然押しかけて三泊四日の強行スケジュールで撮影をしました。

正直言うと、この撮影に行くかどうかはちょっと悩みました。追加で5~6万お金もかかるし、せっかく一週間も空いたから観光でもしようかと甘い誘惑に負けそうにもなりました。ですが、「せっかく自分の実績になる仕事なら自分で撮りたい。しかも、ブランドの代表の方とお会いしていない&現地に行ったこともないのにPVを作れるワケがない。今行けば現地も見れて、代表にも会えて、自分で撮影できる。もし、改めて現地に行って撮りたくなったら、日本から再度アフリカへ渡ると追加で十数万はかかる。何のために今アフリカにいるのか。今後の自分の為だろ。良い作品を作るためなら行くしかないでしょ。ええい!この際ノリだノリ!!」と、勢いに任せて行くことにしました。
でも、この判断は間違っていませんでした。現地の様子を肌で感じれたこと、代表の方と直接お話が出来て現地での代表の様子も見れたこと、自分が行っていなかったら撮れなかったであろう素材を撮れたことなどは当然のことながら大きなメリットでした。
でも、何より大きかったのは、「自分が全て撮った素材で編集出来たこと」「代表と仲良くなれたこと」この2点です。

前者は、最初の作品となるものを一から全て作ったことは、やはり大きな自信になりました。
後者は、「無料の仕事なのにわざわざ自腹で現地まで来てくれた、そこにプロフェッショナルを感じる」と仰ってくださり、大きな信頼を勝ち得ることに繋がりました。(この代表はデザイナーさんなので、作り手としての意気込みを買ってくれたのでした。)

その後、この代表と仲良くなり、知人を紹介して頂いて3つの仕事につながりました。その内の2つはさらに次へとつながり、最終的には某大手企業からお仕事を頂くまでになりました。この仕事をしていなかったら、今のような自分はなかったと思います。 この3つの仕事のことは、別の記事で紹介していければと思っています。

「徹底的にこだわる」という観点からもう一つ。
これは、賛否両論分かれると思いますが、基本的に、僕は納期が遅れてもより良いものが作れるなら納期を延ばしてもらうようにしていました。もちろん、確実にデッドラインが決まっている場合は難しいですが、少し余裕を持って納期を設定した案件に関しては、延期したことでwin-winになるのであれば相談するようにしています。

特に、無料で引き受けた案件の時は、かなり図々しくお願いしていました。それが、自分の実績となって今後に大きく響くことになるからです。
実際、2コマ3コマのずれが気になったり、カット数を増やしたくなったりして延期をお願いしたことや、一度作ったものを一旦白紙に戻してやり直したりしたこともありました。

ただし、これはある意味もろ刃の剣で、ビジネスにおいて納期厳守は鉄則ですから、リピーターになってくれなくなる可能性は大きいです。クオリティは良くても、期限が守られないなら頼まないという姿勢の人の方が多いと思います。ただ、無料案件に関しては、仕事を引き受けた意図に照らして、最悪リピーターにならなくても、実績として残したいのならば、思い切って品質最重視にしても良いかなと思います。(きちんと、対話をしてフォローすれば、リピートはなくても仲が悪くなることはないです。)

でも、これはあくまで自分なりのこだわり方なので、人によってこだわるポイントを変えた方が良いと思います。

 ■自分の得意な攻め方を見つける

人によって、得意不得意があると思います。徹底的にこだわるにしても、得意なことに対してこだわりを見せてやっていくべきだと、私は思います。

例えば、自分の場合、編集の際に2コマ3コマの違いや、カット割りの細かさでクオリティを上げることが得意なので、納期を延期しても微妙な違いにこだわって作るようにしました。逆に、細かいことよりもスピード重視の編集が得意な人の場合は、納期より早く仕上げるなど、スピードにこだわれば良いと思います。そうすることで、「○○さんは時間はかかるけど、質は確かだ」という印象が残るので、質にこだわる案件が再度入ってくる可能性が高いです。(リピートだけでなく、紹介という流れで来ることもあります。)

そうして、自分の得意な攻め方が分かれば、あとは、それが発揮できるような仕事を徐々に選んで受けるようにしていけば、おのずと評価が高まって、仕事も人づてにゲットできるようになっていくものです。(他にも、MVが得意なのか、ドキュメンタリーが得意なのか、映画が得意なのかなどなど、細かく見ていくとおのずと攻め方が見えてくると思います。)

余談ですが、私も質は全くこだわらないからスピード重視での案件をいくつか受けたことがありますが、自分に合っていないというか自分自身がのらないので、なんともいえない無難なものに仕上がってしまいました。結果、次につながることにはなりませんでした。

■最後に…

思い出しながら書いていて、改めて自分は運が良かったなー!と思います。まとめは結局それかい!!って感じかもですが、やっぱりつくづく思いますね。
話の流れの都合上、上には書きそびれましたが、実は最初に仕事を頂いたブランドは、その後すぐにマスコミに取り上げられるようになりました。その後ドキュメンタリー番組にも出演し、自分の映像素材も使われたり、そのおかげで、メディアで使われたという実績もできました。
これは次につながった直接の要因ではありませんが、補足的に対外的な信用も出来ましたし、自分自身の自信にもつながりました。

でも、やはり、運が良かっただけではこのような流れにはならなかったと思います。運というハゲ頭をつかむために「どういう方針でどういう仕事をどう進めていくか」をきっちり決めて(方針をしっかり固めるのはやりながらでOK)やったからこそ、何もなかった素人が何とか生きていくことが出来たのだと思います。

ここに書いたことは、あくまで自分自身の持論なので、人によっては全く賛同できないこともあると思いますが、少しでもこれから独立して始める人の参考になればと思いながら、自分の備忘録として残しておきたいと思います。

※おまけに…

そう言えば、自分がちょうど会社を辞めたタイミングでNEX-VG20が発売されたのも運が良かったです。私は一眼ムービーで映画の様な風合いを出すことを強みとしていますが、実績なしの素人が、一眼レフを持って撮影するのでは、いくら映像が良くても説得力に欠けます。
この、NEX-VG20はAPS-Cのミラーレス一眼と同じチップを搭載したビデオカメラで、中身は一眼と同じ見た目はビデオカメラなので、これにガンマイク(手頃な感じだとAT9944あたり、私はECM-678の前世代機種を使っています)を取りつけて使うことで、プロっぽく見せることが出来ました。(結構見た目も大事なんですよね。)
さらに、従来機のVG10から操作性がよりビデオカメラよりになったので、撮影もしやすくなったのも、撮影の際にはかなりプラスに働きました。(WBの調整などできなくなったこともありますが。)

ちょっとしたカメラの使い方もその内記事にしたいと思います。
長文駄文にお付き合い頂きありがとうございました~!